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ドストエフスキー【罪と罰】あらすじと感想

      2017/02/22

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あらすじ

ドストエフスキーの罪と罰は世界的に知られた名作です。

 

主人公は元大学生のラスコーリニコフ。
帝政ロシアの首都・サンクトペテルブルグを舞台にしています。

 

ラスコーリニコフはあくどい商売をする質屋の老婆を殺し、金を奪います。選ばれた非凡人は世の中の成長のためなら、社会道徳を踏み外す権利を持つと考え、奪った金で善行をしようと考えたのです。

 

しかし、老婆殺害を居合わせた老婆の妹に見られ、妹も殺害してしまいます。

 

最初、ラスコーリニコフは自分の行為を正当化しようと必死になるのですが、警察にバレるのを恐れ、罪悪感に苛まれます。

そんな折に出会った娼婦のソーニャ。彼女は家族のために自分を犠牲にして生きる女性でした。ラスコーリニコフを疑う警察との駆け引きが続く中、ソーニャに心を惹かれ、罪を自白します。

 

ソーニャはやさしく警察への自首を勧め、ラスコーリニコフは自首する、というストーリーです。

エピローグではソーニャとの新生活を希望にして獄中生活をするラスコーリニコフが描かれます。

 

罪と罰〈上〉 (岩波文庫)
ドストエフスキー Fyodor Mikhailovich Dostoevskii
4003261356

感想

単なる犯罪小説ではないのですが、ストーリーは最初から犯人が分かり、犯人の心の葛藤を描く点でドラマの「刑事コロンボ」や「古畑任三郎」のような感じで読めました。

罪と罰は善悪の定義について非常に考えさせられる小説ではあったと思います。そして結局の所主人公が殺人を犯した背景にはどうしようもない貧困があり、ある意味追い詰められた状況だったということも言えます。

 

勿論だからといって犯罪を正当化することは出来ませんが犯罪心理には時代背景や社会情勢がいつだって深く関わっているということが言えます。

ラスコーリニコフは根っからの悪人ではないのですが、プライドが高く、自分が生きる意味を探している人物です。

罰から逃れようと足掻き続けた末、ソーニャの優しさに触れ、自首します。罪を償うのは罰ではなく、愛であることがやっと分かったからでしょう。自分の生き方に疑問を感じているなら、ラスコーリニコフの葛藤に共感できる部分があるのではないでしょうか。

 

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