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長靴をはいた猫・あらすじと感想

      2017/02/22

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あらすじ

ある粉屋に3人の息子がありました。粉屋が死んだとき、息子達は財産を分けることになりましたが、3番目の息子は猫しかもらえません。

「猫なんか役に立たない」と嘆く3番目の息子を猫は慰めて、「私に長靴を1足と袋を1つ作ってください」と頼みます。長靴をはいて袋をかついだ猫は袋の中にウサギを捕まえました。そして王様に「カラバ公爵からの贈り物です」と言ってウサギを届けました。

これを何度も繰り返し、王様がカラバ公爵に好感を持った頃、猫は王様が通りかかる道の途中で3番目の息子に水浴びをさせます。そして息子を見た王様に「カラバ公爵の服が盗まれてしまった」と訴えます。

王様はいつも贈り物をしてくれるカラバ公爵に立派な服を与え、馬車に同乗させます。猫は馬車の通る畑に先回りして百姓達を脅かし、畑の持ち主は誰かと王様が聞いたら「カラバ公爵のものです」と答えるようにしむけました。

やがてやってきた王様はカラバ公爵が大きな畑を持っていることに感心します。実はこの畑は魔法使いのものでした。猫は魔法使いの城にも先回りし、魔法使いの変身の魔法を褒めちぎります。

すっかり気をよくした魔法使いは猫の「ねずみになれますか?」という質問に得意げに応え、ねずみの姿に変身します。その瞬間猫はねずみを食べてしまい、魔法使いをやっつけてしまいました。

やがて城に王様の馬車が到着し、猫は城をカラバ公爵のものだと紹介します。王様はすっかり3番目の息子(カラバ公爵)のことを気に入り、娘のお婿さんに迎えます。息子は幸せになり、猫もお城で大切にされました。

感想

3人兄弟の末っ子が不幸な境遇にもかかわらず、最後は幸せになるという典型的な昔話です。ただしこのお話に出てくる3番目の息子は最初に愚痴を言うだけでほとんど自分では何もしていないのに幸せになっていくのです(笑)

賢いのは長靴を履いた猫で、努力をするのも猫です。猫好きの私にはこのお話が本当は人間よりずっと猫のほうが賢く、生きていくための知恵があるという風に語りかけてくるように思えます。また見かけだけ取り繕えば人間いくらでも立派に見えるという皮肉な捉え方もできると思っています。

ただ、なんにもしなかったとは言ってもこの息子は猫の言うことをちゃんと聴く耳の持ち主ではあったのですよね。

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