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アガサ・クリスティー【オリエント急行殺人事件】あらすじとネタバレ

   

 

「オリエント急行殺人事件」は、アガサ・クリスティーの名探偵ポワロシリーズの中の一作です。

 

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あらすじ

シリーズではおなじみの名探偵ポワロが、中東イスタンブールからカレー行きの列車「オリエント急行」に乗り込むところから話が始まります。

色んな人種の乗客がひしめき合う閉鎖的な車内。その中でポワロに話しかけてきたのは、アメリカの富豪サミュエル・ラチェットでした。

彼は自分は脅迫状を受け取っており、近いうちに殺されるかもしれない、とポワロに語ります。そしてポワロに護衛を依頼しますが、ラチェットを信用しきれないポワロはこれを断ります。

 

かくしてラチェットの予感は現実となり、彼は死体で発見されます。

さっそく捜査を開始するポワロ。しかし困ったことに、他の12人の乗客の証言によると全員にアリバイがあるのでした。

 

  • 1時15分で止まっていた被害者の時計
  • 被害者の死因の12か所の刺し傷
  • 現場に残された脅迫文の紙片の一文「幼いデイジー・アームストロングのことを忘れ…」

混迷を極める事件でしたが、これらの証拠からポワロが導き出した推理は、「乗客12人全員が犯人」というものでした。

 

実は富豪ラチェットの正体は卑劣な誘拐犯。五年前にアームストロング家の3歳の娘、デイジーを誘拐し金をだまし取り、そのお金で富豪に成り上がっていたのです。

そんなラチェットとは対照的に、被害者であるアームストロング家は衰退の一途をたどります。妊娠していたデイジーの母は事件の衝撃で死んでしまい、それを受けて父親も自殺してしまいます。

事件の首謀者と疑われて自殺したメイドも含めて、計五人が死亡するという悲惨な事件になりました。

 

その後残されたアームストロング家の12人の使用人達は、屋敷を離れ各地へ散っていました。しかし五年後のこの日、お互い見知らぬ乗客を装って列車に乗り込み、憎きラチェットを殺したのです。

そうです。

一人一回ずつ刺したので、被害者には12個の刺し傷があったんですね。

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感想

雪の中の閉ざされた車内、というシチュエーションも魅力的な本作ですが、容疑者全員が犯人というかなり異色のミステリー小説です。当時オチを知らずに読んでいた読者はかなりの衝撃だったのではないでしょうか。

犯人の正体もさることながら、亡きアームストロング家のかたき討ち…という事件の動機も感動的ですね。犯人の12人の使用人達のアームストロング家での思い出は、五年という年月を経てもなお色あせなかったのでしょう。

アガサクリスティーのシリーズを読み始めたのは小学校の高学年からでしたが、40代になっても読み返したくなる名作ぞろいです。推理小説って面白いんですよねえ。

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